観葉植物といえばどんなものを思い浮かべますか?
私の育てたい植物は「モンステラ」でした。
なんとなく南国をイメージできて葉も大きく大好きな植物です。
よくよく調べてみると、日当たりの良い環境を好むモンステラは、屋外での生育にも適しており、温かい季節には元気よく成長します。水やりは土が乾燥したタイミングでたっぷりと与えるのがポイントで、2~3日に1回程度が目安です。
・・・いいじゃない♪
寒さには弱いことから、気温が低くなってきたら防寒対策をしましょう。5℃以下にまで冷え込むようなら、室内に入れてあげるのがおすすめです。と。
室内に入れるとかそんなことはなるべくならしたくはないのです。
なんだってー⁈っということで私の屋外での「モンステラ」を楽しむ夢は潰えてしまったのでした。
観葉植物は元々暖かい地域のものが多いので、あまり寒さには強くないようです。
寒い季節でも屋外で楽しめる観葉植物
冬の屋外は寒いだけではなく日が短いため日陰が多くなります。厳しい環境である屋外で観葉植物を育てる場合は乾燥にも強い植物を選んでみましょう。
①オリーブ
地中海付近の温かい地域で育つイメージが強いオリーブですが、実は冬の寒さにさらされることで花芽が育つ観葉植物です。
夜の冷え込みが厳しい時以外は冬場も室内に取り込まず、そのまま屋外で越冬させて下さい。
②ゴールドクレスト
クリスマスツリーのような形の観葉植物ゴールドクレスト。
寒さには非常に強い屋外向きの観葉植物です。
乾燥には弱いので、日光が十分に当たる風通しの良い場所に置いて下さい。
風水では、屋外の北の方角に植えると子宝運に効果があると言われているそうですよ。
③ワイヤープランツ
ワイヤープランツは耐寒性に優れ、-5℃位まで耐えることができ、屋外でも育てることができる観葉植物です。
ただし、寒風や霜に当たると葉が落ちてしまうので、寒い冬場は日当たりの良い場所に移すことをおすすめします。
とはいえ、半日陰の場所でも良く育つ観葉植物でもあります。
葉が垂れる姿が可愛らしいので、ハンギングバスケットに入れてベランダに飾るのもいいですね♡
冬に多い屋外での観葉植物のトラブルと対策
*寒さ対策
冬の寒さや霜対策には、簡易温室が効果的です。
寒さに強い観葉植物であれば日中は問題ありませんが、夜間から早朝にかけては冷え込みが激しいので、簡易温室に入れておくと安心です。
しかしながら、私のように面倒くさがりさんや家を空けがちな方には簡易温室代わりに、段ボールや発泡スチロールなどの利用もおすすめです。ベランダの床面がコンクリートの場合は、気温の低下とともにコンクリート部分もとても冷たくなりますので、人工芝や発泡スチロールなどを敷いた上に鉢を置くようにして下さい。
また、寒く冷たい風は、水分の蒸発を早めたり観葉植物を痛める原因になるので、風対策もしっかりと行うことが大切です。
特に、高層階に住んでいる場合は風が強いので、ベランダに防風用ネットを設置すると安心です。
我が家のベランダも風対策として屋根以外の3方を防風ネットで囲んでみました。
外の景観は見ることができませんが、風が吹き込まないだけで外での活動もしやすくなりました。
人にも植物にも風よけ、大事ですね☆
もし直植えされているなら、根の部分を寒さから守るために敷き藁や、ウッドチップをひいて寒さ対策をしてあげてください。
*根腐れ
冬は株が休眠しあまり水を必要としていないだけでなく気温が低いことで水が蒸発しにくく、過湿による根腐れが起こりやすくなります。また弱った根を放置しておくと観葉植物全体に細菌が回り腐って枯れてしまいます。
予防としてはいつもより水やりを控え土が完全に乾いてから水を与えるようにしましょう。
一方根が腐って弱っている場合に葉っぱを落とすことがあります。もし落葉に気付いたら一度根元周りを確かめてみるように心がけましょう。根が黒ずんだ部分やスカスカになった部分がなければ安心してくださいね。
寒い冬や温度差の激しい環境の場合、観葉植物は葉っぱを自ら落とすことがあります。
これは観葉植物自身が休眠期間中に最低限の光合成と呼吸ができるように観葉植物自身の負担を軽減しているために起こる現象と言われており問題ありません。
*凍傷対策
冬の低温や霜に触れると葉は凍傷を起こして黒や茶色に変色することがあります。
一度凍傷を起こした葉は元に戻りませんので、痛んだ葉は優しく切り取りましょう。しかし、株が弱っている場合、凍傷を起こした葉でも無事な部分で光合成を行っていますので、冬の間に葉を整えるのではなく、暖かくなり新芽が出る時期を待って剪定するのがおすすめです。葉っぱの凍傷は予防が重要です。冬のお世話に備えて品種の耐寒温度を事前に確かめておくことで植物の管理がしやすくなりますよ。
わくわくする春を待つ楽しみ
冬を超えれば春先はどんどん生長していく姿を楽しむことができます。
一度冬を超えた観葉植物はそれ以後も元気に冬越しができるようになるとも言われています。
越冬対策をして、暖かい春を植物と一緒に待ちましょう♪
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